名古屋大学 高等教育研究センター



2013年度名古屋大学学生論文コンテスト

学問のススメ、論文へススメ。

学生生活にスパイスは足りていますか?
授業に出る、レポートを書く、試験勉強をする、
サークルに入る、友達と遊ぶ、本を読む、アルバイトをする・・・
まだまだもの足りない人へ
学問の香りのスパイスを贈ります
読書の秋も深まったら、冬仕度
――さあ、論文へススメ!


■ 2013年度審査結果

2013年度名古屋大学学生論文コンテストの審査会を、2014年1月29日(水)に開催いたしました。小野木克明教養教育院長、佐野充附属図書館長、戸田山和久教養教育副院長・名大生協理事長、早川義一高等教育研究センター長による厳正な審査の結果、次の4本が優秀賞ならびに附属図書館長賞、名大生協理事長賞に選出されました。

受賞した論文は、本学の研究成果物として名古屋大学学術機関リポジトリに登録されます。

▼ 優秀賞・附属図書館長賞

「大学生が考える女子力とは?―男女間の認識の相違―」
法学部 柘植結月さん

▼優秀賞・名大生協理事長賞

「教育の市場化は学びからの逃走を食い止めうるか」
法学部 藤本広大さん

▼優秀賞

「なぜ若者は「ヒトカラ」に行くのか」
法学部 石川純さん

▼優秀賞

「島崎藤村「初恋」をめぐって―背景・表現・解釈―」
文学部 河合さやかさん

▼ 受賞コメント

【柘植結月さん】優秀賞/附属図書館長賞

私がこの論文を書こうと思ったのは、最近自分の周りやメディアでも「女子力」ということばがよく使われているなかで、「女子力」って何なのかなという純粋な疑問を抱いたからです。この論文を書いたのは私だけれども、この論文を書くにあたっては基礎セミナーの先生や同じ受講生のみなさんが、こうしたらいいんじゃないかなとか建設的なアドバイスをしてくださったり、いろんな学生さんにアンケートをお願いして協力していただいたりして、たくさんの方の協力を得て、書くことができた論文だったので、それが受賞できたのはとてもうれしかったです。自分の納得いく論文を書けてよかったと思います。


【藤本広大さん】優秀賞/名大生協理事長賞

僕がこの論文を書こうと思ったのは、高校の時の単純な疑問からです。僕は学期末に書かされる授業評価が嫌でした。生徒が先生の授業をどう評価すれば良いのか分からなかったからです。大学に入って、このような自分の興味関心で論文を書いてみたらこうした賞をいただけて、本当によかったと思います。


【石川純さん】優秀賞

僕の論文はヒトカラついてなんですけど、自分でもヒトカラに行くことがあって、それで自分の身の周りの疑問や興味から論文を書くことをスタートできました。論文としては、自分でデータを出して、自分の疑問を解決するための論文だったので、その論文が受賞できたことはうれしかったです。


【河合さやかさん】優秀賞

今回このコンテストに参加して感じたのは、論文を書くということには、高校時代の勉強とは全く違う大学ならではの「学問」が詰まっているということです。自分で問いをたてるということ。文学作品の解釈という正解のない問題に向き合うということ。先行研究から過去の研究者たちの足跡をたどるということ。自分が発見したと思っていたことが実は既に語られていた、という状況にがっかりしたりもしましたが、そういったことも含め研究の場って本当に奥が深いなと思いました。この論文は基礎セミナーでの発表をもとに書いたものです。的確な助言と深い知識・広い視点をくださった先生方、先輩、友人たちに感謝いたします。


2013年度の募集は締切りました。ご応募ありがとうございました。

■ 応募要項

▼論文内容

応募論文においてとりあげるテーマ/問いを明確に記述したうえで、文献等を活用して論じてください。内容領域は問いませんが、当該領域を専門としない人にも理解できるよう記述してください。

▼応募期間

2014年1月10日(金)13時まで

▼応募資格

名古屋大学に在学する学部一・二年生

▼応募規定

  • 応募論文は、単著、未発表かつ日本語で書いたものに限ります
  • 審査対象論文は1人1編のみとします
  • 次項「応募方法」に掲載されている書式に従って、論文と応募用紙それぞれの電子ファイル(PDFまたはWord)を作成・提出してください

▼ 応募方法

  1. 論文本編と応募用紙の書式電子ファイル(PDFまたはWord)を当ページからダウンロードしてください
  2. 書式に従って論文と応募用紙を作成してください
  3. 論文本編と応募用紙の電子ファイル(PDFまたはWord)を、件名「2013論文コンテスト応募(応募者名)」で、下記メールアドレスへ期日内に送信して下さい

▼審査

本学教員による

▼表彰

数名に賞状及び副賞

▼結果発表

  • 2014年2月を予定
  • 発表に際し、入賞者の所属学科および氏名を公表いたします
  • 入賞作品は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載いたします

▼その他

  • 論文の書き方に関する各種文献を中央図書館2階ラーニングコモンズおよび高等教育研究センター(東山キャンパス文系総合館5階)にて閲覧できます
  • 過去の入賞論文は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載されています
  • 過去の受賞論文タイトル・テーマについては、以下のリンクから確認できます

■ 主催

名古屋大学 高等教育研究センター、教養教育院

■ 共催

名古屋大学 附属図書館

■ 協賛

コクヨマーケティング株式会社

名古屋大学消費生活協同組合

■ お問い合わせ先

名古屋大学高等教育研究センター 2013年度名古屋大学学生論文コンテスト事務局

Tel:
052-789-5696
E-mail:
info@cshe.nagoya-u.ac.jp
URL:
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/ronbun/


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