名古屋大学 高等教育研究センター

第69回招聘セミナー 演劇をFDに活用する方法 −ミシガン大学 学習・教授研究センターの演劇プログラム− ジェフリー・スタイガー 氏 ミシガン大学 学習・教授研究センター芸術監督 2月21日(木) 午後3時 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館 7階 カンファレンスホール

■ 講演要旨

このセミナーではミシガン大学教授学習研究センターの演劇プログラムについて紹介し、このプログラムが教育改善にどのように活用できるかについて検討します。

この双方向型の演劇プログラムは、ミシガン大学の新任教員研修や大学院生用のティーチングアシスタント研修の場でたびたび上演され、名物プログラムとして広く全米に知られています。最初に、俳優陣が大学の授業風景について脚色した寸劇を行います。次に、聴衆は劇中の登場人物たちと直接会話し、劇中に発生した問題を解決・発展させるための方法を議論します。その間、俳優陣は劇中の人物を演じ続けます。最後に、議論の結果にもとづいて劇が再演され、劇中で問題点の解決が図られます。このプログラムの特徴は、聴衆が劇の進行に直接関与して、俳優陣に望ましい解決策を提案するという点です。聴衆は受け身で演劇を鑑賞するのではなく、俳優に指示を出し、筋書きを考え、解決策に向けて戦略を立てます。

このプログラムを演じるのは、学部生、学生の保護者、大学院生、ティーチングアシスタント、プロの俳優、教員などです。これまで、学生のメンタルヘルス、洋室で起こる問題、初回の授業、大学院生への研究指導、ジェンダー、セクハラ、教授会の風景、教員同士のサポート、教員の昇進・キャリア、大学管理職へのサポート、病院における医療専門職と患者の関係など、さまざまなテーマを扱った脚本が制作されています。

■ 開催案内

名古屋大学高等教育研究センター設立10周年記念国際セミナーシリーズ
第69回招聘セミナー

演劇をFDに活用する方法
−ミシガン大学 学習・教授研究センターの演劇プログラム−

ジェフリー・スタイガー 氏 (ミシガン大学 学習・教授研究センター芸術監督)
日時: 2月21日(木)午後3時
場所: 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館 7階 カンファレンスホール

講演概要

 このセミナーでは、ミシガン大学 学習・教授研究センターの演劇プログラムを紹介し、このプログラムを教育改善に活用する方法について提供します。 この双方向型の演劇プログラムは、ミシガン大学の授業改善・教育改善活動における名物プログラムとして、広く全米に知られています。 最初に、俳優陣が大学の授業風景について脚色した寸劇を行います。 次に、聴衆は劇中の登場人物たちと直接会話し、劇中に発生した問題を解決・発展させるための方法を議論します。 その間、俳優陣は劇中の人物を演じ続けます。最後に、議論の結果にもとづいて劇が再演され、劇中で問題点の解決が図られます。 このプログラムの特徴は、聴衆が劇の進行に直接関与して、俳優陣に望ましい解決策を提案するという点です。 聴衆は受け身で演劇を鑑賞するのではなく、俳優に指示を出し、筋書きを考え、解決策に向けて戦略を立てるのです。 このプログラムは質的研究の手段としても革新的ですが、特に威力を発揮するのは、大学がそのコミュニティ形成や構成員の意識改革に強い関心を抱いており、これらを創造的かつ安全で、しかも強力な方法で実行したいと考えている場合です。

注:
このセミナーはスタイガー氏単独で行いますが、演劇プログラムの内容は映像および音声で紹介します。 FDのプログラムとしては世界に類を見ないユニークなものですので、多くの方の参加をお待ちしております。

使用言語:英語(通訳なし)

お問い合わせ: 近田 政博 <chikada@cshe.nagoya-u.ac.jp> (tel:052-789-5692)

※セミナーに出席を希望される方は、セミナー当日までにseminar@cshe.nagoya-u.ac.jp宛へご連絡下さい。(準備等の都合のためであり、必須ではありません。)セミナーは研究者、教育関係者、教育機関の事務担当者、学生(大学院生・研究生・学部生)、社会人など多くの方の参加を歓迎しております。また、セミナー開催情報メールサービスも是非ご利用下さい。

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