第187回招聘セミナー 大学における業務とダイバーシティ メーカー 亜希子 氏 米国 Interculturalist LLC 代表/PhD 2020年8月26日(水)10:00-12:00
開催案内
第187回招聘セミナー
※ 定員に達したため、申込受付を終了させていただきました- 講演題目
- 大学における業務とダイバーシティ
- 講演者
- メーカー 亜希子 氏
(米国 Interculturalist LLC 代表/PhD) - 日時
- 2020年8月26日(水)10:00-12:00
- 共催
- 名古屋大学国際教育交流センター
講演概要
本セミナーでは、多様な個性が尊重されるキャンパスをより効果的にデザインするための戦略的アプローチ、「DEI」戦略について取り上げます。「D」はダイバーシティ(diversity)、「E」は公平性(equity)、「I」は包摂性(inclusion)をそれぞれ意味します。これら3つの概念を理解し、より開かれた、豊かなキャンパス創りを目指す具体的指標として活用できるようになることを目指します。
参加者ひとりひとりが「ダイバーシティ」を身近に感じ、日常業務や日常生活の中に落としこむイメージを形づくり、これからの実践に備える機会です。多様な立場からのご参加をお待ちしています。
本セミナーは ZOOM によるオンラインで開催します。オンライン参加が可能であることをご確認の上でお申し込みください。
オンライン参加の要件等
・本セミナーでは参加者間で討論の機会があります。
静穏な環境がない、マイク・カメラがない等、参加環境に不安がある場合でも、可能な対応を検討いたします。参加を歓迎しますので、申し込み時に備考欄に状況をご記入ください。
お一人様 1 アカウントでのお申込みをお願いします。
講演要旨
本セミナーでは、多様性社会における大学のあり方をDEIという視点から考察し、その視点の活用について学習しました。セミナーでの学習目標は、以下の3点としました。
1. 「ダイバーシティ」への新しい視点(DEI戦略)を得る
2. Dとは何か、Eとは何か、Iとは何かを理解する
3. 自分の業務に当てはめて考える
まず、理解の基盤づくりとして、ダイバーシティを他人事としてではなく、「自分事」として身近に捉えるためのワークに取り組みました。自分と異なる他者に目を向けるだけではなく、自分自身こそが社会の「多様性」を形成する一員なのだという共通認識を確立しました。その際、「多様性の層」というモデルをフレームワークとして活用しました。
セミナーの後半では、学びの焦点を参加者個人から大学のキャンパス環境、大学業務へと移し、参加者一人一人が自分自身のコンテクスト(勤務大学)におけるダイバーシティについて、目指すビジョンを描きました。そのビジョンを受け、一人一人の持つ大学教育環境への願い(ビジョン)を実現するため、どのような目標を立てれば効果的な実践へと結びつくのかを明確にするため、「DEI目標」の立て方について学びました。参加者は、個別ワークおよびグループディスカッションの時間を通して、大学におけるDEI戦略の第一歩として、D(ダイバーシティ)目標、E(エクイティ)目標、I(インクルージョン)目標を明確にすることで、戦略が曖昧になりやすいダイバーシティへの取り組みに枠組みを与え、目的と戦略をより具体的に表現する方法を学びました。
- 申し込み方法
- 本セミナーへのご参加を希望される方はセミナー参加申込フォームから必要事項をご入力下さい。その際にご入力頂いたメールアドレスへの返信をもちまして、申込完了となります。
- 定員
90名(申込締切 8月20日)※ 定員に達したため、申込を締め切りました。
- 参加方法
後日参加申込された方にお知らせします。
- お問合せ先
- info@cshe.nagoya-u.ac.jp
- Tel:052-789-3534
- (セミナー専用)
- 本セミナーに関する質問事項等があれば、上記のお問い合わせ先まで連絡をお願いいたします。
- 諸連絡
- ※いただいた個人情報は、本企画運営の目的にのみ使用いたします。