第11回招聘セミナー 「北大の教育改革戦略としての教育業績評価」 阿部 和厚 氏 北海道大学医学部教授・北海道大学高等教育機能開発総合センター 高等教育開発研究部長 2000年 3月6日(月) 13:00- 名古屋大学 グリーンサロン東山 ミーティングルーム
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北海道大学では、平成10年度から教員の研究業績評価がホームページ上で公開されたのに続き、平成11年度からは全学レベルで教育総合評価(教育業績、管理運営への貢献、社会貢献)が実施されている。このうち教育業績では、実際の教育実績のみならず、教育改善のためにどれだけ積極的な参加行動をしたか(教科書の執筆、FDへの参加、社会人学習への対応など)も考慮される。全学規模のFD(たとえば「教育機関としての北海道大学の戦略」平成11年)ワークショップでは、グループによる体験型の研修が行われ、好評を博している。教授法においても、少人数によるグループ学習方法を導入し、学生が自発的に知識を発見できるように教師がアシストする方式にシフトしつつある。大規模総合大学であることのメリットをどう活用していくかが問われている。
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