第12回招聘セミナー 「FDをどう作っていくか:授業評価の方法」 大塚 雄作 氏 メディア教育開発センター 教授 2000年 3月8日(水) 13:00- 名古屋大学高等教育研究センター 会議室
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近年、高等教育の新しい授業形態として、Active Learning(参加型学習)の重要性が高まっている。大学の自己点検・評価活動は、こうした取り組みを促進させるものとして位置づけるべきである。メディア教育開発センターでは、大学教員に対し、放送公開講座およびSCSシステムを通じて、受講者参加型のFD(ファカルティ・ディベロプメント)活動を展開することにより、個々の教員の授業改善を促すことを目指している。学生による授業アンケート結果からは、評定平均値には個々の授業の特徴が反映され、自由記述では授業方法についての具体的な要望が提示された。授業改善は、一個の授業だけで完結するものでなく、一貫したカリキュラムの中に位置づけられるものであり、学科・学部といったより大きな枠組みの中で体系的に議論する必要がある。
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