平成16年9月30日に教養教育院で実施されたFDでは、
名古屋大学の教員は他大学の教員に比べて学生をあまりほめていないという
報告が評価専門委員会からありました。
ほめるという肯定的なフィードバックは、学生の動機づけに大きく影響を与え、
学習効果を高めると言われています。
では、具体的にどのようにほめたらよいのでしょうか。
教授法の文献や周りの教員へのインタビューなどから、
そのヒントになりそうなものをとりあげてみました。
- フィードバックは迅速であるほうがよい。
- 適度な水準の課題を出して、学生が成功する機会を確保するように努める。
- 結果のみではなく、プロセスや努力に対しても肯定的なフィードバックをするとよい。
- 質問や発言をするということは勇気を要することなので、まずその行為自体を高く評価する。
- 見えすいた内容でほめることは、かえって不信感を抱かせる可能性がある。
- 他の学生と比較したフィードバックは避ける。
- 個別にフィードバックを行うことが効果的な場合がある。
- 肯定的なフィードバックをするときに、同時に改善点も建設的に指摘することが有効である。
- 開放的で肯定的なクラスの雰囲気づくりを心がける。
- 授業によってはTAからほめることが有効である場合もある。
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