学期末論文の評価基準



0. 評価以前の常識
    1) 他人の論文、本の丸写しは学生として最もやってはならないことです。不正行為とみなし、単位認定の対象としません。
    2) 必ずステープルで綴じて提出すること。

1. 内容
    A 導入(Introduction)
      1) 論文の目的、扱う問題がきちんと述べられているか
      2) その問題が扱うだけの重要性を持っているということが説得力ある仕方で述べられているか
      3) 本文の構成が手短かに書かれているか

    B 本文(Body)
      1) 問題の詳細な提示
        ・問題は予備知識のない読者にもわかりやすいように丁寧に解説されているか
      2) 論拠と議論
        ・ 論拠は十分に集められているか
        ・ 論拠としたデータの信頼性は吟味されているか
        ・ データは論旨にとって関連性のあるものか
        ・ 議論は妥当か?つまり論拠からきちんと結論が帰結するか
      3) 構成
        ・ 本文ではきちんと導入で立てられた問題が扱われているか
        ・ 互いに矛盾することが述べられていないか
        ・ 読者に議論の流れがわかりやすいように本文の各段落は配置されているか

    C 結論(Conclusion)
      1) 結論は導入部の問いにきちんと対応した形で述べられているか
      2) 何が明らかになり、何がまだ明らかになっていないか。今後の課題は何かがきちんと述べられているか

2. 授業との関連性
    1) これまでの授業内容を理解していることが示されているか
    2) 与えられた課題にきちんと答えているか

3. 形式
    1) 段落分けは適切か
    2) 文頭と文末の対応はとれているか
    3) 誤字・脱字は少ないか
    4) 注は適切か
    5) 引用の仕方は適切か
    6) 参考文献表は適切か