第157回招聘セミナー (共催:名古屋大学博士課程教育推進機構)
Harvard Horizons:ハーバード大学の
大学院教育と大学全体に与えたインパクト
栗山 茂久 氏
ハーバード大学東アジア言語・文明学部 教授/
ラドクリフ高等研究所人文科学部門 主任
2018年11月15日(木)15:00~17:00
名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ
開催案内
第157回招聘セミナー (共催:名古屋大学博士課程教育推進機構)
- 講演題目
- Harvard Horizons:ハーバード大学の大学院教育と大学全体に与えたインパクト
- 講演者
- 栗山 茂久 氏
(ハーバード大学東アジア言語・文明学部 教授/ラドクリフ高等研究所人文科学部門 主任) - 日時
- 2018年11月15日(木)15:00~17:00
- 場所
- 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ
講演概要
ハーバード・ホライズンズ(Harvard Horizons)は、大学院生のプレゼンテーションスキルを高めるために、集中指導を提供するプログラムである。このトレーニングの総仕上げとして、参加学生は大聴衆を前に自らの博士論文研究について公開発表を行う。毎年行われるこの発表会にはハーバード大学の学生や教員はもとより一般住民も大勢詰めかける。本報告ではハーバード・ホライゾンズの目的、組織と実践、そしてそれが与えたインパクトについて概観するとともに、同様の試みが他所でも実践しうるのかについても論じる。
- ※このセミナーは事前資料がございます。以下のリンク先をご覧ください。
講演要旨
ハーバード・ホライズンズ(Harvard Horizons)は、大学院生のプレゼンテーションスキルを高めるために、集中指導を提供するプログラムである。このトレーニングの総仕上げとして、参加学生は大聴衆を前に自らの博士論文研究について発表を行う。毎年行われるこの発表会にはハーバード大学の学生や教員はもとより一般住民も大勢詰めかける。
2012年度に発足したこのプログラムは、主に次の二つを目標に立ち上げられた。
    一、大学院生のコミュニケーションスキルの向上
    二、大学全体の知的コミュニティの育成と強化
ハーバード・ホライズンズはこの両面において想像以上の成功を収めてきた。今まで参加した学生は例外なく、受けたトレーニングが自分のキャリアに極めて有益であったことを述べ、プログラムを絶賛している。一方、波及効果として、彼らの見事な発表に刺激され、自分のプレゼンテーションスキルを磨きあげようと思い立つ大学院生が年々増えている。また、プログラムの公開発表会は学内の幅広い分野から大学院生や教員が一同に集まる学術行事として定着し、卒業生や一般住民をも引き付けている。
ハーバード・ホライズンズの応募は秋に行われ、秋学期終了時までに教員で構成される選考委員会によって8名の受講者(Harvard Horizon Scholarsと呼ばれる)が決定する。受講者は博士課程の大学院生で、プレゼンテーションスキルより研究の質と独創性を基準に選ばれる。なぜならば、プログラムの目的は前者を養うことにあるからである。また選考委員会では可能な限り人文学、社会科学、自然科学分野からバランスよく選出することを心がけている。
受講者は春学期開始からの約10週間、メンタリングと指導を受ける。教員のメンターからは発表内容について、メディア専門家からはパワーポイントについて、スピーチ・コーチからは発声法や体の使い方についてトレーニングを受ける。公開発表会では、学生たちは自分の博士論文研究を約5-6分間で説明することに挑戦する。
- 申し込み方法
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- お問合せ先
- info@cshe.nagoya-u.ac.jp
- Tel:052-789-5696
- 本セミナーに関する質問事項等があれば、上記のお問い合わせ先まで連絡をお願いいたします。
- 諸連絡
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