ようやく入学試験などなどの忙しさも一段落したので、いま講義ノートを改訂し始めているところ。サボッている大学教師のシンボルとして、何十年も使いつづけて黄色くなった講義ノートってのが言われていたけど、あれはないよな。いまどきそんな人いないって。ぼくは講義ノートを書き換えるのはけっこう好きなんだ。最新の情報を盛り込んだり、前回の授業中にうまく説明できなかったところについてもっと効果的な説明を考えたり、それから、論理学では学生にウケる例文が必要だから、アップ・トゥ・デイトな話題にそのつど変えていかないと。いつまでも「ソクラテスは人間である」じゃないでしょっての。かなり長い間、のりピーを例に使ってたけれど、これもそろそろほかの人に変えないとね。やっぱり宇多田ヒカルでしょうか。
こうやって、講義ノートを書き換えていると、また授業の内容が新鮮に思えてくるし、授業がやりたくなってくるから不思議。今回は教科書を変えたから、新しい教科書と整合的になるようにしなくっちゃ。