今日はシラバスを書いた。「シラバス」って言っても共通科目が全部載っている、例の「電話帳」じゃなくって、ぼくが1回目の授業で配るやつ。
ぼくのシラバスは、最初はどういう情報を盛り込めばよいのかがわからなかったけれど、インターネットを見て回って、アメリカの大学の先生のホームページに掲示してあったものを参考にさせてもらった。われながらいいシラバスができたと思う。自分で言うのもナンだけど、本当に日本の大学教師ってサービスよくなったよなあ。ぼくが学生のころは確かにひどかった。先生は教室に入ってくるなり黒板に証明を書き始めてさ。学生は自分がいまどこにいて、どこに連れていかれるのかわからないまま、ひたすら筆記マシンになったっけ。それから、参考図書を紹介してくれるのはいいんだけれど、実際に手に入れてみるとものすごく分厚い文献で、どこをどう読めば授業に関係するのかさっぱりわからなかったり。
こうして、大学の先生はちゃんと教育しておらん、って風評が立っちゃって、回り回って、いまぼくたちのような若手がひどい目にあっているってわけだ。……なんだか腹が立ってきた。気分悪いから今日はもう寝るっ!