ティップス先生からの7つの提案 教員編



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提案7: 学生の多様性を尊重する

大学はさまざまな学習スタイルや属性を持った学生を受け入れることで活力を生み出しています。教員は、そうした多様性を尊重するとともに、学生にもそのことを伝えていく必要があります。また、学生の多様性は授業を阻害する要因と見なすのではなく、学生の視野を広げ教育効果を高める一手段としてとらえてみてはいかがでしょう。

  • 自分と異なる考え方や背景を尊重することの重要性を学生に伝える
  • 学生間の経験、興味・関心、学習スタイルの違いについて知る努力をする
  • 予備知識が足りない学生のために補習教材を用意する
  • 障害をもった学生のために補助器具や教授法の工夫などの便宜をはかる
  • 映像教材、ディスカッション、グループ学習などの多様な学習活動を用意する
  • 他の学生に対する差別的発言や攻撃的な言動をしないように求める
  • 教員自身が持つバイアスやステレオタイプに敏感になる
その他のアイディア
  • 学生の異なる背景や興味について理解する
  • 学生の過去の経験にあわせて適切な文献や学習活動を選ぶ
  • 異なる背景をもった学生の意見を授業内で共有する
  • 論理的な判断力にすぐれた学生もいれば、直感的な創造力にすぐれた学生もいることを理解する
  • 履修する学生に、対面型の講義と教科書による授業、コンピュータを使った講義と教科書による授業などの選択肢を与える
  • 成績評価の対象となる課題を多様にする
  • どの学生にとっても安心して学習できる環境を提供する