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名古屋大学高等教育研究センターは、1998年4月9日に学内共同教育研究施設として設置されました。
センター長(併任)、専任教員4名と特任教員・職員数名からなる小さな部局です。国際的な視野のもとに高等教育の発展に戦略的に貢献することをミッションとして掲げ、研究開発の成果をふまえた知見の提供や問題解決への参画を行なっています。
これらを通じて、名古屋大学および高等教育機関の質の向上、さらには高等教育機関の社会への貢献をめざしています。
2010年6月10日には、文部科学省より教育関係共同利用機関<大学の教職員の組織的な研修等の実施機関>と認定されました。

研究領域

  • 教授学習理論
  • 学生論
  • カリキュラム論
  • 組織開発とリーダーシップ
  • IR(Institutional Research)論
  • 大学と社会
  • 高等教育政策、学術研究政策

活動内容

本センターでは高等教育に関わる実践的な研究を進めつつ、以下のように活動へと展開させています。

  1. 大学教職員のためのFD・SD教材開発と提供
  2. キャリアステージや時宜に応じた多様な集合研修プログラムの開発と実施
  3. テーマ別FD・SD研究会の支援
  4. 個別教員に対するメンタープログラムの設計と実施
  5. 学部生・大学院生の学習支援
  6. 各種交流会・情報交換会の企画運営
  7. FD・SD担当者や高等教育研究者の交流

特徴ある活動

FD·SD教材開発における協慟

センターの教材開発経験を活かして、現場の教職員がFD·SD教材の開発に携わることを稿極的に支援しています。これにより、さまざまな経験、スキル、ノウハウを収集して共有することを可能にし、さらには教職員間のネットワークづくりや課顆の共有を図っています。なお、開発された教材は、時間と場所を選ばない自己研修のツールとして活用されています。

時宜に応じた集合研修

キャリアステージ毎の集合研修に加えて、時宜にかなう集合研修も提供しています。これまでの研修事例には、大学教育のDX化に伴う「大学教育とAIとの関係性」、教育事務を中心とした「法令・制度の理解と運用」、学生支援の充実を目指す「障害のある学生の支援」などがあります。

テーマ別FD·SD研究会の支援

FD·SDに関わるテーマ別研究会を支援しています。これまでに、経済学教育研究会、名古屋哲学教育研究会、物理学講義実験研究会、教務系SD研究会、マネジメント人材育成研究会などが教職員有志によって組織され、活動が展開されています。

教員メンタープログラム

個々の教員に対する支援として、メンタープログラムを運堂しています。新任教員が一定の職務経験をもつ教員と交流することを促進しているほか、授業に悩みをもっているなど教員個々のこ要望に応じてメンターマッチングを行っています。

大学教員準備講座

大学教員をめざす大学院生・授業経験の浅い大学教員等を対象に、大学教員に必要な基本的知識やスキルの習得を支援することを目的として大学教員準備講座を実施しています。これらは、大学院生や大学教員のキャリア形成支援の一環です。