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名古屋大学高等教育研究センター第222回招聘セミナー・教育における生成AI活用セミナー

大学教育と生成AIの現在地-利用の広がりと課題-

開催日
2025.11.27(木) 14:00-16:00 大学教育と生成AIの現在地-利用の広がりと課題- オンライン
定員:500名
開催レポート
登壇者 和嶋 雄一郎 氏(北陸大学国際コミュニケーション学部心理社会学科 教授/学長補佐)
応募締め切り 2025.11.23(日) 23:59

生成AIは今や教職員、学生が普通に使用している状況となっています。生成AIの性能も上がり、これまでの生成AIではできなかったことができるようになってきており、利用の幅が広がってきています。一方で、学習の質をどう担保するかなどの懸念も明確になってきました。本セミナーでは、大学教育における生成AI活用を具体的に紹介し、その可能性と懸念を踏まえた生成AI時代の高等教育のあり方を探ります。

 

本セミナーは Zoom によるオンライン開催です。

オンライン参加の要件等

・マイクが利用可能で、高速なインターネットに接続されたPC等が用意できること。

・発言等ができる静穏な環境で参加できること。

以上をご確認のうえ、お一人様1アカウントにてお申し込みください。

  

対象者

本テーマに関心をお持ちの大学教職員、学生、企業等

 

参加方法

参加申込された方にセミナー開催前日までにお知らせします

 

主催

名古屋大学高等教育研究センター[質保証を担う中核教職員能力開発拠点] 

 

諸連絡

いただいた個人情報は、本企画運営の目的にのみ使用いたします

 

 

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開催レポート

本セミナーは、和嶋雄一郎氏北陸大学講師に迎え「大学教育と生成AIの現在地-利用の広がりと課題-」をテーマにオンライン形式にて開催された。現在、生成AIは大学の教職員・学生が日常的に利用するようになってきており、性能向上に伴って大学教育の現場でも利用が広がっている。セミナーでは、授業の英語化、シラバスや授業内容の案作成、授業動画や資料からのクイズ(テスト)の作成、データ分析などのさまざまな活用の可能性について、具体的な生成AIの活用法のデモ動画を紹介していただいた。 

一方で、教育の質と利用効率に関わる課題も浮き彫りになっている。生成AIは、知識がない人でも容易に利用できるが、プロンプト(指示)が不十分なことも多く、また多くの学生には、その出力された情報の良し悪しや観点を判断することが難しいため、安易な利用が結果として人的労力を増加させてしまっていることも多々あることが指摘された。さらに、無課金/無料プランの利用では、長文や複数にわたるリソースの処理が不十分だったり、誤回答や情報抜けが起きやすかったりするリスクも抱えていることも十分留意しなければならない。生成AIは既存データに基づく「再構成」であり、AIの進化を持続させ、十分に活用していくためには、「生成AIに何を求めるか?」「生成AIを使って何をするのか?」という、大学教育や研究の原点ともなり得る問いを改めて捉え直していくことが必要である。 

データ化された情報とは異なり、現場の肌感や感情といった「データ化されない」新鮮かつ深い情報にこそ、と人が価値があると提言した。本セミナーは、生成AI時代における教育の変化や、その本質について再考する貴重な機会となった。