名古屋大学高等教育研究センター第227回招聘セミナー・「キャリア教育・支援を問い直す」第2回セミナー
「キャリアセンター離れ」時代のキャリア教育・支援のあり方を考える
| 開催日 |
2026.02.06(金) 15:00-17:00
【対面】「キャリアセンター離れ」時代のキャリア教育・支援のあり方を考える
対面
定員:10名
開催レポート
2026.02.06(金) 15:00-17:00
【オンライン】「キャリアセンター離れ」時代のキャリア教育・支援のあり方を考える
オンライン
定員:300名
開催レポート
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| 開催場所 | 対面(名古屋大学東山キャンパス文系総合館5階アクティブラーニングスタジオ)/オンライン参加 |
| 登壇者 |
菊池 美由紀 氏(立命館大学共通教育推進機構 准教授) |
| 応募締め切り | 2026.02.04(水) 23:59 |
大卒者の深刻な就職難を背景に、「就職支援中心型」のキャリア教育・支援は普及し、約四半世紀が経過しました。しかし近年は、大卒者の売り手市場化やAIの普及もあって、学生の「キャリアセンター離れ」が指摘されています。大学のキャリア教育・支援は今、転換期を迎えているのではないでしょうか。本セミナーでは、これまでの調査結果と経験を踏まえ、キャリア教育実践者の立場からこれからのキャリア教育・支援のあり方を考えたいと思います。
オンライン参加の要件等
・マイクが利用可能で、高速なインターネットに接続されたPC等が用意できること。
・発言等ができる静穏な環境で参加できること。
以上をご確認のうえ、お一人様1アカウントにてお申し込みください。
対象者
大学教職員、学生、大学関係者
参加方法
※お問合せ多数につき、定員を増枠(100名→300名)のうえ、再募集いたします。奮ってお申込みください。
参加申込された方にセミナー開催前日までにお知らせします
主催
名古屋大学高等教育研究センター[質保証を担う中核教職員能力開発拠点]
諸連絡
いただいた個人情報は、本企画運営の目的にのみ使用いたします
※現在、WEB申込フォームにおいてシステムトラブルが発生し、申込受付ができない場合がございます。
誠に恐れ入りますが、その際は お問い合わせフォームの 「その他」 よりご希望のセミナー名を明記のうえ、ご送信ください。
確認後、担当者より受付完了の連絡をいたします。
ご不便をおかけし申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
| お問い合わせ先 | お問い合わせはこちら |
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開催レポート
立命館大学共通教育推進機構の菊池美由紀准教授をお招きし、「『キャリアセンター離れ』時代のキャリア教育・支援のあり方を考える」をテーマに、第227回招聘セミナーおよび「キャリア教育・支援を問い直す」第2回セミナーが開催された。本セミナーは、新卒者の「売り手市場」化や生成AIの普及、オファー・スカウト型採用の拡大といった複合的な要因による「キャリアセンター離れ」を背景に、大学におけるキャリア支援の真のあり方を問い直すことを目的としている。キャリア教育は現在大きな岐路に立っており、就職支援中心型キャリア教育・支援からの転換の必要性が提起された。
これまでのキャリア教育は、就職氷河期に「就職支援中心型」として普及し、2010年の大学設置基準改正によって義務化された経緯を持つ。「社会的・職業的自立」のために行われるキャリア教育はその定義の曖昧さから各大学の裁量による多様な取り組みが展開されてきた。授業内容は教員の専門性や経歴に依存する側面が強く、必ずしも学術的専門性に基づいているとは限らない現状がある。また、学生がキャリア科目を有用と評価しながらも、授業のみで価値観や行動を変えることは難しく、支援を担う人材も専門的アイデンティティの葛藤を抱えているという課題も浮き彫りとなった。
生成AIの活用やスカウト型採用が浸透する現代において、大学の支援は「社会的・職業的自立」の概念を再考すべき段階にある。講演では、支援の目的を「適切に他者に依存しつつ自ら支援を求め、自己実現を図ること」や「自らの役割を主体的に決断すること」へと捉え直すことが提言された。特に、学生の話を聴き、褒め、励ますといった人間的な関わりや、学生の興味・関心を広げるような働きかけは、AIやSNSでは代替できない価値であり、これを実現するためには支援者のマインドセットのみならず、支援体制そのものの変革が不可欠である。質疑応答では、センターに来ない学生へのアプローチや支援者の専門性向上について活発な議論が交わされ、今後のキャリア教育・支援の方向性を探る有意義な場となった。