この3日間、いくつかの教科書を見ながら考えた結果、教科書を使うことに決め、講義要綱の原稿を完成させて教務課に提出した。ただし、ゼロから論理学を作っていく、という趣旨のぼくの授業にマッチした教科書はないので、教科書というより演習書として使うことにした。テクニックの習得そのものに授業の主眼があるわけではないけれど、やっぱりある程度テクニックも身につけてくれないと、その先の話ができないから。
というわけで、いろいろ探してみた結果、演習問題が豊富で、解答もある程度充実した、来人嘔吐(クルト・ゲーデル)著『現代記号論理学入門』に決めた。値段もそれほど高くないし。