科学を発信する

研究室に招く

科学の成果ではなくて、科学が生み出される現場を見せたい場合もあります。そんなときは研究室、実験室に招くのがいちばんです。よそに運ぶことが難しい装置などをみせらることはもちろん、研究者やその卵たちの生活を肌で感じてもらうことができます。

来訪者が測定や解析をしている姿を見学できるように時間を調整するだけではなく、実体験してもらえれば、なお忘れ難い経験になることでしょう。子どもが来るときには小さいサイズの防護用品などが必要になるかもしれませんので、いくつかの研究室で共用のものを準備しておくと便利です。

せっかくの現場体験ですので、座学のような説明で時間をとりすぎないことも大切です。かんたんなブロシュアをあらかじめ配布する、帰りがけに読んでもらえるように廊下に解説ポスターを掲示するなど、工夫してみてください。文章やイラストは、対象者を思い描きながら作成してみましょう。